コロナウイルスの流行に伴って、電車移動から車移動にシフトした人も多いようです。
車の使用率が上がると必然的に気になることといえば、車内の匂いです。
匂いの種類は、下記のような原因があります。
① タバコ
タバコ臭の原因は、タバコに含まれているアンモニア、タール、アセルアルデヒドなどの成分です。ニコチンや窒素化合物なども悪臭の原因になります。
② 体臭(汗)
体臭の原因は、わきの下やおへその周りなどの体の一部にだけある汗腺のアポクリン汗腺から出た汗の成分が細菌などで分解されると、独特の臭いを発します。また、年齢を重ねるにつれ加齢臭が出てきます。他にも、頭皮の臭い、足の臭いなど・・・体臭の種類はたくさんあります。
③ ペット臭
犬は、脂っぽい汗を出すアポクリン汗腺が全身にあります。また、犬・猫ともに、歯石がたまると雑菌が繁殖して口臭がキツくなります。車内でおしっこをすると当然ながらアンモニア臭が残ります。
④ 香水
動物性香料、植物性香料、合成香料など様々な香料が香水として使用されます。香水は元々「体臭を消すため」として使われてきました。なので、持続する強い芳香が車内にも残るのです。
⑤ 食べ物
スナック菓子やお弁当、ジュースやコーヒーなど様々な食べ物・飲み物の発する匂いは意外と車内に残り続けてしまいます。特に、油を使用している食べ物は匂いがなかなか取れにくいようです。
毎日のように使用している当人は気付きにくいのですが、家族や友人など別の人が乗った際にその匂いはとても気になります。
では、その匂いはどうやって消せば良いでしょうか。
いくつかの方法をご紹介します。
① 安定化二酸化塩素のアイテムを使う
安定化二酸化塩素とは、二酸化塩素をアルカリ性水溶液に溶かして安定させたものです。除菌消臭成分であり、病院やレストランでも使用されている安定化二酸化塩素が、空間に浮遊している菌や悪臭成分・ウイルスをキャッチしてくれるようです。
ゲル状のもので置き型のものがよく見られます。色々な種類が発売されているので、色々試して一番消臭効果の高いものを継続してみるのも良さそうです。
② 車用ファブリーズを使う
車用ファブリーズは、より強い匂いでごまかしているのではなく、消臭活性をもつ「ファブリーズ独自の香料物質」が匂いの元となる原因物質を中和・分解しているそうです。それで嫌な匂いの化学構造を変化させて、匂いの発生をおさえているということです。車のエアコンの送風口に取り付けて使用するタイプやスプレータイプがあるようで、100%の香料オイルを使用しています。車の中の臭い匂いが、心地よい別の匂いに置き換えられる、ということでしょう。人工的な香りなのは仕方なさそうです。
③ シガーソケットアロマディフューザーを使う
車用のアロマディフューザーにエッセンシャルオイルを垂らしてシガーソケットから香りを出す方法があります。
消臭作用のあるローズマリーやペパーミント、レモンなどをセレクトすると良いでしょう。また、抗菌作用の高いティートリー、ユーカリなどもおすすめです。
ラベンダーやベルガモットなどの安眠作用があるものや、クラリセージといった酩酊作用のある種類のものは運転に差し支えるので避けましょう。
シガーソケット以外でもスプレーや置き型など様々な種類で試せそうですね。
100%純度のエッセンシャルオイルではない合成香料のアロマオイルでは消臭作用は期待できません。シガーソケットアロマディフューザーは車内全体に程よい香りを運んでくれるので、不快な匂いが緩和されました。
④ 次亜塩素酸水を卓上噴霧器で使う
除菌消臭効果ではすでにおなじみの次亜塩素酸水が車内でも一役買いそうな情報です。次亜塩素酸水専用の卓上噴霧器があったので、実際に車に搭載して実験してみました。このような結果が顕著に現れました。
新車の革の匂いが薄くなった、電子煙草の匂いが消えた、油菓子の匂いが消えた・・・などの効果がたった1日の使用で出ました。次亜塩素酸は、消臭するメカニズムが匂いの元になる菌を消すという除菌効果なので、別の匂いでカバーするというものではありません。
菌がなくなる=匂いもなくなる。という根本的な部分での解消ができます。
▼今回実験した卓上噴霧器はこちら
ファビュラス USB式卓上型噴霧器
車内は密室になります。
コロナウイルスがまだまだ継続しそうな世の中なので、消臭だけでなく除菌ができるというのは安心材料の1つです。
複数の人が同乗するような状況であればなおさら、消臭にも除菌にも意識を強く向けておきたいところですね。