コロナウイルス予防として人気急上昇になり、一躍時の物となった次亜塩素酸水。
しかし、先日このような報道があったのをご存知でしょうか?

6月4日付で文部科学省が「学校における消毒の方法等について」において「児童生徒等がいる空間で使用しないでください」と発表し、一部メディアも「現時点では有効性は確認されず」「噴霧での利用は控えて」と報道。

これらによって、次亜塩素酸水を導入していた学校や自治体などが使用を急遽取りやめる事態に陥っています。

この報道について、情報が錯綜しておりますので、ここに正しい情報を記載せねばと思っています。

次亜塩素酸水にも種類がある?

「次亜塩素酸水が有害ということや空間噴霧は危険である」と認識されてしまって、正直困惑です。
なぜなら、これは、このコロナ騒動にあやかって「次亜塩素酸水ではないものが次亜塩素酸水として販売」されていることが原因だからです。

それは何・・・?
という声が聞こえてきそうなので、具体的に言います。
「次亜塩素酸ナトリウムをただ単に水で薄めたものを、次亜塩素酸水として販売されている代物」が出回っているのです!

次亜塩素酸水と何が違うの・・・・?
という声が聞こえてきそうなので、さらに具体的に言います。
次亜塩素酸ナトリウムは、除菌効果がありますが、強アルカリ性で皮膚への刺激が強くて有害なのです。

想像してみてください。
そんな有毒である次亜塩素酸ナトリウムをいくら薄めたとはいえ、手指消毒で使用したり、空気中に噴霧という訳にはいかないのは容易に想像がつきますよね。

正しい次亜塩素酸水の選び方

「次亜塩素酸水」を除菌に取り入れる時は次の2点に気をつけるようにしましょう。

1.皮膚への刺激が少ないか、どうか。
次亜塩素酸ナトリウムは前述したとおり、強アルカリ性で皮膚への刺激が強くて有害です。
正しい製法で作られた次亜塩素酸水は中性や弱酸性など手荒れや刺激臭がなく人体に安全なことが特徴です。
そのため、手袋を付けたり、マスクを着用することなく、安全に取り扱うことができます。

2.安全性のエビデンスがしっかりとあるか。
次亜塩素酸水はコロナ騒動もあいまって本当に多くの商品が世の中に出回っています。その中には次亜塩素酸ナトリウムをただ単に水で薄めただけの粗悪な商品も紛れ込んでいます。しっかりとした専門の検査機関で、様々な試験を行い、その殆どに良好の結果が出ている商品を選ぶようにしましょう。
不安なら販売者へお問い合わせをしてみるのも一つの手かもしれません!

3.製造物責任者法(PL法)の賠償責任保険に加入しているか。
製造物責任法(PL法)とは、製造物の欠陥が原因で、他人の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等に損害賠償責任を負わせる法律です。
メーカーは自社の製品に欠陥があった場合、被害のあった消費者に対して賠償責任が生じます。
賠償責任保険はそういったメーカー向けに制度化された保険ですが、当然のごとく危険だと考えられる製品に対して加入を許可していません。
健康な人でないと生命保険や医療保険に入れないのと同じ理屈ですね!

たとえば、私がたまに紹介してきたファビュラスは、より高い安全性を求めるため、製造物責任者法(PL法)の賠償責任保険へ加入しています。
Faburuas(ファビュラス)

報道を鵜呑みにせず、正しい情報を入手して安全なものを遠ざけないようにしたいものですね!
次亜塩素酸水を購入するときは、濃度はどうか、配合成分は何か、製造年月日が記載されているか、などよく調べてから購入することを強くお勧めします。