アルコールでは除菌できないノロウイルスなどにも有効な成分とされる「次亜塩素酸」。

現在は家庭用として誰でも入手できるタイプのものも流通していますが、手に取る前に知っておきたいポイントもいくつか存在しています。

そこで今回は、次亜塩素酸を手軽に入手できる場所や安全に使うためのポイントについてご紹介します。

次亜塩素酸とは?

初めて「次亜塩素酸」という名前に触れた方は、なんだか怪しげな薬剤のように感じるかもしれません。

この次亜塩素酸は塩酸や食塩水をもとにして作られており、これを主成分とする水溶液は「次亜塩素酸水」としてさまざまな生活のシーンの除菌・消臭に活用されています。

弱酸性~中性の性質を持つ次亜塩素酸の水溶液は、直接手や口に触れても安全な食品添加物として厚生労働省の指定も受けており、塩素系特有のツンとする臭いも少ないのが特徴となっています。

次亜塩素酸の除菌効果は絶大で、大腸菌やサルモネラ菌など多くの細菌に対する培養実験の結果、数分の内にほとんどの菌が死滅するほどの威力を持っていることが証明されています。

同じ次亜塩素酸系の殺菌剤には、ハイターなどの商品名でおなじみの「次亜塩素酸ナトリウム」というものもありますが、この水溶液には強い塩素臭があるとともに、成分が持つアルカリ性の性質と酸性洗剤と混ざることで有害な塩素ガスの発生も心配されるなど、扱い方には特に注意が必要となります。

名前が似ていることから混同されがちなこの2つは、次亜塩素酸が『HCIO』、次亜塩素酸ナトリウムが『NACIO』と化学式の上でも全く異なり、安全に使う上で絶対に混同してはならない成分同士ということも頭に入れて置く必要があるでしょう。

次亜塩素酸の水溶液はどこで買うべき?

除菌に対しての関心が年々高まってきている日本では、手軽に使える次亜塩素酸を主成分とする次亜塩素酸水が続々と登場しており、薬局やドラッグストアで取り扱われる次亜塩素酸水を使用した商品も徐々に目立つようになってきました。

しかし、多くの種類の中から比較検討して購入するなら、やはりネット通販がおすすめでしょう。

国で安全性が認められた成分とはいえ、正しい製法や材料で適切に作られたものを選ぶことでその効果を最大限に引き出すことができます。

どこで買うかが決まったら、ぜひ次のポイントに注目して選んでみて下さい。

濃度(ppm)は表示されているか

市販されている次亜塩素酸の水溶液は、その用途によって水道水で薄め濃度を調整して使うことが一般的です。安心して人や生き物に対しての除菌消臭ができる製品ならば希釈する前の濃度が正しく表示されていなければならないのは言うまでもありません。

パッケージに記された濃度の表示があいまいだったり、初めから記載のないものも避けるようにしましょう。

 

製造年月日や保存期間が明記されているか

優れた殺菌効果を持つ次亜塩素酸ですが、その水溶液は一般的な殺菌剤よりも劣化が早く時間の経過によってただの水へと変化してしまうという特徴を持っています。

そのため安心して使える保存の期間は、未開封のものでも半年から1年とされているものがほとんどです。製造年月日がきちんと明記されていればその鮮度を自分の目で見て確認することができますので、製造年月日についても必ずチェックするようにしましょう。

また、ネット通販では受注生産を採用しているメーカーもありますので、成分がより安定した新鮮な次亜塩素酸を使いたい方にはおすすめです。

どんな容器に入っているか

次亜塩素酸は、太陽の光や紫外線に対して非常に弱い性質も持っているため、この水溶液を保存する際には何よりも遮光性が大切なことを覚えておきましょう。

また、保存の途中で成分が気化してしまうことを避けるなら、できるだけ密閉性の高い容器を選ぶことも重要なポイントです。

見た目はおしゃれでも中身が透けている容器や、次亜塩素酸と反応してしまう金属製の容器などもNGとされますので要注意です。

手や皮膚についてもイヤな塩素臭が少ないとはいえ簡単に使えるのが一番。初めからスプレー式になっているタイプなら手軽にいつでも利用できておすすめですよ。

あえて次亜塩素酸の成分を壊さず保存できる容器に詰め替えて使う方は、噴射口のサイズが段階式に選べるものがより便利です。

自分が除菌したい範囲に合わせた使い方で、効率的に身の回りのキレイをキープしましょう。

【代表的な次亜塩素酸製品】

パナソニック社製 ジアイーノ

ファビュラス 300mLスプレーボトル(濃度200ppm)

ファビュラス 300mLスプレーボトル(濃度100ppm)

ファビュラス・ペット 300mLスプレーボトル(濃度150ppm)

ウィルバス500ml (200ppm)

 

〈参考〉

厚生労働省次亜塩素酸に関する資料

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性 に関する資料

酸性電解水について